虐待批判で改善の上げ馬神事、終了
「馬に寄り添う祭りに」
https://mainichi.jp/articles/20240505/k00/00m/040/... 動物虐待との批判を受けて土壁を撤去し、坂も緩やかにするなど改善された
上げ馬神事は5日、三重県桑名市の多度大社で行われ、人や馬にもけがなく
無事に終わった。
6頭が駆け上がった4日に続き、本祭にあたる5日は花笠をかぶるなど
前日とは違った姿の騎手たちが乗った3頭の馬が無難に坂を上り、
観客からは歓声や拍手が起こった。
多度大社と氏子でつくる御厨総代会の伊藤善千代会長は2日間の
祭事を振り返り、「ほぼ満足している。こういう感じで行えれば
今後も続けていけるのでは」と受け止めた。
一方で、「走る時に鞭を使ってしまうケースも見受けられ、その点は
改善しないといけない。鞭を持たない方向で徹底した方がいい」と述べた。
騎手らを指導した北勢ライディングファームの中村勇代表も
「気合が入り、鞭を打ってスピードを出し過ぎていた部分もあった」
と指摘し、坂を駆け上がった後の興奮した馬の対処法についても
「歩かせるなど落ち着かせることが必要」と話した。2日間の騎乗ぶりを
振り返り、「坂は問題ない。けがなくスムーズにできた。
みんなに認められる馬に寄り添った祭りにしたい」と話した。
4日に会場で上げ馬神事に抗議をしていた団体なども5日には見られず、
大きな混乱はなかった。
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