セブン1号店から50年 コンビニ、進化続けインフラに
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051500920&g=e... セブン-イレブンの1号店が東京・豊洲にオープンしてから
15日で50年が経過した。現在、国内のセブンは約21000店超、
コンビニエンスストア業界全体で57000店に拡大。
生活に欠かせないインフラとなった。この間、セブンは数多くの
新サービスを導入し、コンビニの進化をリードした。
1号店オーナーの山本憲司さんは「最初はどんな客が来るのかも
分からなかった」と振り返る。当初はスーパーマーケットの売れ筋を
参考に品揃えしていたが、ここからセブンは試行錯誤を繰り返し、
新たな商品・サービスを導入していく。
1978年、のりを自分で巻くおにぎりを発売。
おにぎりは「コンビニで買うもの」になった。
今では定番の「ツナマヨ」を開発したのもセブンだ。
宅配便の取り次ぎサービスを開始したのは1981年。その後、87年に
電気料金の収納代行を始めるなど、コンビニは単に物を売る場所では
なくなっていった。2001年にはコンビニATMのアイワイバンク銀行
が誕生した。マルチコピー機を2000年に導入し、10年には住民票の写し
なども発行可能に。土日でも行政サービスが受けられるようになった。
社会インフラとして存在感を高めてきたが、ここ数年は店舗拡大の勢いが鈍い。
人手不足などで、セブンが1975年に始めた24時間営業が困難な店舗も出てきている。
セブン―イレブン・ジャパンは今年2月、生鮮や冷凍食品を充実させた
新型店舗を開業し、新たな消費者ニーズを模索し始めた。
今でも毎日店舗に顔を出すという山本さんは、「コンビニは万能ではない。
店のファンをつくることが大事だ」と強調した。
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