「うちの嫁が…」はアリ?妻、嫁、奥さん、家内…
社会人として恥ずかしくない配偶者の呼び方は?
https://www.mwed.jp/articles/13626... 有名人の発言などからSNSやネットで議論に発展することも多い「配偶者の呼び方」。
最近ではジェンダーニュートラルの観点から、使う言葉には十分な配慮が必要です。
「嫁(よめ)」は本来息子の配偶者に使う言葉
親しみを感じる人もいる一方で、「嫁」の字は「女性が家に入る」という古くからの考えを
反映しているともとれ、現代においては好ましくないという考え方もあるようです。
「奥さん」は奥様のくだけた表現で軽い敬意を含む
本来は他人の妻に対する呼び方です。上司の妻を「奥さん」と呼ぶのも間違いではありません。
ただし相手との関係性で「奥様」を使うべきかどうかは判断が必要です。
「うちの奥さんが…」のように自分の配偶者を呼ぶのは間違った使い方となります。
「家内(かない)」
一般に他人に対して自分の妻をややへりくだっていう表現です。
その字の通り「家の中にいる人」の意味があり、男性が外で働き女性は家にいる
という古い考え方を想起させます。意味だけを見ると今の時代にはあまり適さない
表現ですが、年配の方で親しみを込めて使っている人もいます。
「愚妻(ぐさい)」
自分の妻をへりくだっていう表現です。「愚かな」と呼ぶのは関係が平等ではないことを思わせ、
あまり印象のいい言葉とはいえません。
「女房(にょうぼう)」
「女房」は自分の妻や親しい人の配偶者を話題にする場合の呼び方です。本人がその場に
いるときには用いず、また目上の人に対して自分の妻を女房とはいいません。
「かみさん」
配偶者に対する親しみを感じる表現でかわいらしくもありますが、人によっては
「奥さんのほうが立場が上なのかな?」という印象も受けることもあるようです。
「相方」「パートナー」という表現を使う人も
これは近年、若い世代を中心に少しずつ使う人が増えてきた表現のようです。
婚姻関係やお互いの立場によらないラフな表現として使われているようです。
また、配偶者に限らずともに人生を歩む相手として「パートナー」と表現する人も。
これらは性別による差異がなく意味にしばられることのない現代的な表現といえるのかもしれません。
配偶者をどう呼ぶかによって夫婦の印象が変わる
言葉本来の意味での良し悪しもありますが、一番はお互いが呼ばれて心地よく、聞く人を
不快にさせないことが大切ではないでしょうか。同じ呼び方でも言い方や表情でふたりの
関係が想像できたり、異なる印象を受けたりします。その場や自分たちに合った言葉で
表現できるといいですね。
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