「ドクターイエロー」運行終了へ
東京駅では引退惜しむ声
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240614/k1001448105... 「ドクターイエロー」の愛称で親しまれている新幹線の検査専用車両が
運行を終えることが発表されたことを受けて、14日車両が運行された東京駅でも
引退を惜しむ声が聞かれました。
ドクターイエローは、東海道・山陽新幹線の線路を走行しながら、線路にゆがみがないかや、
設備に異常がないかなどを検査する車両です。
老朽化などを理由に、JR東海の車両は来年1月に、JR西日本の車両は2027年をめどに
運行を終えることが13日、発表されました。
14日午前、線路の検査を行うためにJR東海の車両が運行された東京駅では写真を撮影する人の
姿がみられたほか、引退を惜しむ声も多く聞かれました。
30代の女性は「鉄道が好きな1歳の息子と新幹線を見に来たら、ドクターイエローを見ることができて
驚きました。引退はさみしいです」と話しています。
今のドクターイエローは、700系の新幹線をもとに作られた7両編成の車両で、およそ10日に1度の
頻度で走行していますが、イベントなどを除けば一般の客は乗ることができず時刻表も公表されていません。
JR東海は「ドクターイエロー」の撮影会や体験乗車などができるイベントを計画しているということです。
鉄道ファンとして知られる斉藤国土交通大臣は、14日の閣議後の会見で
「端的に申し上げると非常にさみしい思いだ。新幹線は、非常に長い歴史があるが、これまで
鉄道事業者に起因する死亡事故はゼロでその安全の根幹となる一つの大きな柱が、
ドクターイエローだったと思う。『本当にご苦労さま』ということばをかけたい」と述べました。
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