工業高校に求人殺到 人材の争奪戦


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001 2024/07/13(土) 18:21:21 ID:HlPCW1P66.
高卒求人の争奪戦、工業高校は倍率20・6倍…人手不足で新たに高卒採用始める企業も

高校生に対する企業の求人活動が活況を呈している。少子化で労働力不足が慢性化し、高卒採用に目を向ける企業が増えたことが背景にある。就職希望者が多く、実習経験もある工業高校に人気が集まっている。

求人が殺到するのは就職率が6割に上る工業高校だ。「実習で現場の雰囲気を知っており、離職率も低い」(電気事業者)と評価が高い。全国工業高等学校長協会の調査では、全国の工業高校の求人倍率は2023年卒で20・6倍に達する。

 現在の3年生に対する企業の求人申し込みは、今月1日に解禁された。

 東京都大田区の都立六郷工科高校には初日だけで就職希望の66人を上回る80件以上の求人票が寄せられた。進路指導部主任の古賀淳市・主幹教諭は「採用担当者の来校はひっきりなし。昨年は大半の就職先が決まった10月以降も求人が絶えなかった」と話す。

 川崎市の神奈川県立向(むかい)の岡工業高校も就職希望者約100人に対し、最初の5日間で405社から求人が届いた。昨年度は最終的な求人は2000社を超えた。

 空調設備の設計や施工を手がける須長製作所(東京)は、同校が6月に開催した進路体験イベントに出展した。毎年5人程度を募集するが、競争が激しく、昨年の採用では高卒新人を獲得できなかった。担当者は「高校生は企業との接点が少なく、企業の知名度が大きく影響する」と語った。
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