相次ぐ「闇バイト」強盗
“1都3県の捜査状況など共有を”警察庁
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241008/k1001460428... SNSで集められた「闇バイト」を実行役にした強盗傷害事件などが首都圏で相次ぐ中、
警察庁が関係する警察の捜査幹部を集めた会議を開き、情報共有を緊密に行い、
早期に指示役や首謀者を検挙するよう指示しました。
SNSで集められた「闇バイト」を実行役にした強盗傷害事件などが相次いでいて
警察はことし8月以降に東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で発生した
少なくとも7件の事件について関連を捜査しています。
冒頭、警察庁の谷滋行刑事局長が、「事件はSNSで実行犯が募集され、匿名性の高い
通信手段を利用して指示が行われるなど、まさに『匿名・流動型犯罪グループ』
による犯罪の特徴がある。国民の不安感を払拭するためにも、犯罪グループを
徹底検挙して、事案の全容を解明し、犯行の抑止を図ることが求められていて、
警察の真価が問われている」と述べました。
そのうえで、実行犯だけでなく、事件の指示役や首謀者を検挙し全容を解明することや、
警察の部門を超えて情報の収集や分析を行ったうえで関係する警察の間で情報共有を図り、
迅速に捜査を進めるよう指示しました。
警察では逮捕した実行役のスマートフォンを押収して、解析を行うなどしていて、
指示役や首謀者を検挙し事件の全容解明を図ることにしています。
捜査関係者によりますと、1都3県で起きた一連の強盗事件で、容疑者らから押収した
スマートフォンの解析は、警視庁が一括して行うことが検討されています。
連絡手段として秘匿性の高い通信アプリが使われていましたが、「デジタルフォレンジック」
と呼ばれる技術で、削除されたデータを復元できるケースがあるということです。
実行役への連絡に使われた通信アプリのアカウントは複数確認されていて、
警視庁の捜査幹部は、「指示役が複数いたり、捜査をかく乱するためにアカウントを
使い回したりしている可能性がある。解析を進めて特定につなげたい」と話していました。
返信する