「サブウェイ」のオーダー方法が日本人に向いてない問題…
“優柔不断”だけではない“もうひとつの原因”とは
ファストフード店において、世界一の店舗数を誇るのは約4万2000軒の
マクドナルドと言われても、不思議がる人はいないだろう。だが、
2位はサブウェイと聞いて、意外に思われる方は少なくないのではなかろうか。
かつてはサブウェイが1位だった時期もあり、現在の店舗数は全世界で
3万7000軒を誇る。だが、ご承知の通り、日本ではたった200店弱と苦戦を
強いられているのだ。
一体なぜなのか。
フードビジネスコンサルタントの永田雅乙氏
「メニューから好きなサンドイッチを決め、パンを選び、トッピングを追加し、
さらに好みの野菜、ドレッシング・ソースをチョイスする。この一連の
オーダーシステムが日本人に合わないことはもはや説明不要でしょう。
日本の外食産業では、ある程度『メニューの大枠』が決まっていることが
成功の要因の一つとされています。優柔不断で選ぶのが苦手な日本人にとって、
メニューを絞ってあげるほうが性に合うのです」
パンの種類を選んだうえで、焼くか焼かないかを伝え、さらには、
デフォルトの具でいらないものは指定しなくてはいけないし、オプションで
欲しい具も伝える必要がある。辛いものが好きな人は「ハラペーニョペッパー
を多く入れてください」と言う必要もある。これが多くの日本人にとっては
煩わしかったのでは、という分析だ。
サブウェイが世界基準と比べると日本では普及しなかった理由が、
「優柔不断が故にカスタマイズができない」に加え、日本人の奥ゆかしさに
繋がるのではなかろうか。つまり、「店が提案するメニューは最善であろう。
そこに異論を抱いては失礼である」という感覚を日本人は持っているのである。
日本人はファストフードの注文においても極めてマジメで、
「型」を重視しているのかもしれない。
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/11191101...
返信する