「お雑煮」に何を入れますか?
焼いた魚に具沢山まで…1つの県でこんなにも違う
「お雑煮」その秘密は東西文化の分水嶺にあり:富山
お雑煮は何を具に入れますか?富山県では焼いた魚に具沢山まで
様々なお雑煮がありました。
富山県内のお雑煮はどうやら4種類…
取材をもとに、お雑煮の具を地図にしてみました。
県東部の沿岸部は、『魚』。
富山市など県東部の内陸部は、『すり身やエビ、野菜など具だくさん』
県西部の沿岸部は、『肉』。
県西部の内陸部は、『モチとネギだけ』などのシンプルなもので、
大きく分類しても4種類あることが分かりました。
同志社女子大学 日本語日本文学科 中井精一教授
「富山県の文化は、いくつかの流れによって出来ている。
西日本の文化をどれだけ受け入れているか、受け入れていないかっていうことで
文化の差が出ている。砺波とか小矢部は瑞泉寺とか、善徳寺とかお寺がありますよね。
浄土真宗の大きなお寺で京都とダイレクトに繋がっているわけですよ。
何も入らないようなお餅と汁と薬味だけみたいなお雑煮が多い」
一方、西日本から距離のある県東部は、影響を受けにくいため
独自の文化が発展していったといいます。
中井精一教授:「独自の文化って何かと言うと彼らの日常生活の土台にのった文化。
漁業を中心としたような生業で成り立っている食べ物。色んな魚。
あるところではフクラギ入れてるし黒部の生地なんかの漁港があるところでは
色んな魚が入っていたりする」
正月料理の代表で、家族みんなで味わうお雑煮は様々な文化の上に立つ郷土料理でした。
あなたのお雑煮には何が入っていますか?
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/164329...
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