コメの次はコーヒー豆が歴史的高騰
「コーヒー1杯1000円という時代が来ても不思議ではない」原因と今後の展望は?
コーヒー豆の価格が高騰している。飲料メーカーやコンビニ、カフェチェーンでは相次いで値上げが行なわれ、
個人経営の店も対応を迫られている状況だ。いったい何が起きているのだろうか。
コーヒー豆の先物価格は昨年から上昇を続け、2024年11月末にはアラビカ種が一時1ポンド(454グラム)当たり
3.29ドル(約500円)超まで急騰し、歴史的な高値を記録した。この流れは今年に入っても止まらず、
2025年2月には2024年1月と比べると約2.2倍の価格上昇となっている。
都内カフェ店主「このままコーヒー豆の価格高騰が続けば、コーヒー1杯1000円という時代が来ても不思議ではない」
ドトールコーヒーショップは、昨年12月にブレンドコーヒーやカフェ・ラテの値上げを実施。
UCC上島珈琲も、家庭用レギュラーコーヒーなど計41品を、今年5月1日出荷分から値上げすることを発表している。
昨年3月には、セブン-イレブンがホットとアイスコーヒーのRサイズを10円値上げし、ローソンとファミリーマートも、
今年3月にコーヒーやカフェラテの価格を引き上げた。
「コーヒー流通センター」を運営する株式会社セイコー珈琲
「昨年、ブラジルのコーヒー生産量が減少し、需給バランスが崩れ、消費量に対して生産量が不足すると言われ始めました。
その後、10月になってブラジルで雨が降らず、干ばつの影響で2025年の生産量が前年よりもさらに減少するとの予測が
複数の調査機関から報じられ、コーヒー相場が急騰する事態となりました」
今後の見通しについて、同社は「世界的な異常気象の影響でコーヒーの生産量減少が続く中、コーヒー相場の高値は
当面続くと見られている」と見解を示す。
解決策については「問題の解消には、来年以降、コーヒー生産大国であるブラジルやベトナムの生産量増加が待たれる状況です」
と説明した。
https://shueisha.online/articles/-/25330...
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