再生・保管のしやすいお手軽物理メディアが欲しいね…!
昨今では当たり前になったサブスク文化ですが、予告のない配信停止などが少し怖いですよね。好きなコンテンツは、
物理的に手元に持っておきたいという人もいるかと思います。
そんな中、話題になっているのが米Warner Bros. (ワーナー・ブラザース、以下、米ワーナー)のDVD腐食問題
とその対応。物理的な記録媒体でも、必ずしも安全というわけではないのかもしれません。
DVDの腐食問題
2020年頃から、米ワーナーの一部DVDが再生不可能になっているという現象が報告されます。どうやら2006年から20
08年の間に製造された米ワーナー製のDVDがこの症状に陥っているようです。
「レーザー腐食」と呼ばれるこの現象は、ディスク保護のための塗料やDVD記録層が劣化することで発生。一度発症す
ると修理することはできません。未開封・未使用のディスクでもこちらの問題が発生しているという報告も存在します。
80 年代や 90 年代のレーザーディスクでは頻繁に発生していたレーザー腐食問題ですが、DVDで生じることは珍し
い現象です。
米ワーナーは神対応だけど、一部作品はもう見れないかも
3月4日にこの問題を取り上げたWebサイト「
JoBlo.com
」に対して米ワーナーは、声明を発表しました。
声明では
同社は、2006年から2008年の間に製造された米ワーナー製のDVDが孕む潜在的な問題を認知しており、該当するデ
ィスクの積極的な交換補償に取り組む
としています。
一方で、交換対象となるディスクのなかには既に廃盤となっているタイトルも含まれており、そのような場合は「同等
価値であろう別タイトルとの交換」という対応になるようです。交換補償はなかなかの対応ですが、ずっとこの対応を
続けるのも大変です。
また、多くの作品はBlu-rayやデジタルHDになっているものの、腐食ディスクの中には、その他媒体で発売されて
いない作品もあり、これらのタイトルは視聴する手段が失われてしまいます。こうした映画のファンにとってはかなり
の痛手かもしれません。
「作品を手元に持っておきたい」という場合は物理的な記録媒体を購入するのが一般的ですが、レーザー腐食のような
問題は怖いですよね。再生・保管のしやすいお手軽物理メディアが欲しいところ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/053ce6792ce2114769509...
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