奈良県が今年10月に予定しているK-POPイベントの開催について、当初の約2億7000万円から約2900万円に削減さ
れた2025年度の予算案が県議会で可決されました。
奈良県は歴史的にゆかりのある韓国・忠清南道との交流推進の一環で、「若い世代の国際交流」を目的として、今
年10月に「K-POPアーティスト」が出演する無料イベントを企画していました。
当初、開催地は奈良公園で1万人規模の来場者を受け入れようとしていましたが、総事業費は約2億7000万円が見込
まれていたことから、経費削減を求める声が上がっていました。
その後、奈良県の山下知事は会場について奈良公園から「なら100年会館」の大ホールに変更するなどして、総事
業費を2900万円に減額する当初予算案を県議会の2月定例会に提案をしていました。
いっぽう無料イベントは維持し、来日アーティストは2-3組で、まだ詳細は決まっていないとしていました。
25日に行われた本会議で、一部の県議らがK-POPイベント予算などを削減した予算の修正案が出されましたが、
否決され、総事業費約2900万円に減額したK-POPイベントを含んだ予算案が可決されました。
議会後に奈良県の山下知事は「今回の一部の議員にはご理解いただけなかったのですが、他の議員の方には日韓
音楽交流イベントの意義や妥当性についてご理解いただきご賛同いただいたことを感謝しています。このことで
予定通りイベントが開催できることになりましたので楽しみにしていた県民のみなさん、共同でイベントの実施
の関係者の期待にこたえられてよかったと思います」などと話しました。
そのうえで、イベントは「若い世代の交流による未来志向の日韓関係の安定的発展を目指したもの」、「否定的
な声もあるが、期待する声も寄せられている。趣旨・目的が実現できるように尽力していきたい。これだけ有名
なイベントになったので客席は満席になるのではないかと思います」などと話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb909a8dfee98611054ea...
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