なぜ自宅で? 帰宅後も注意“時差熱中症”とは、
肥満の人は要注意 意外なNG行動も
時間を置いて体調が悪くなる「時差熱中症」。
帰宅後も注意が必要です。
ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長によりますと、
時差熱中症にはいくつかパターンがあるといいます。
パターン(1)
日中に長時間、炎天下にいたが、その時は熱中症にならなかった。
→帰宅後に体調が悪化し、熱中症を発症。
炎天下にいる際に体内に熱が蓄積されてしまい、帰宅後、室内温度が高いなど、
体の熱をうまく放出できない状態が続くと、徐々に体にダメージを受けて、
自宅でも熱中症になってしまうといいます。体に溜まった熱を上手く放出するために、
自分が快適だと思う設定温度にすることや、帰宅後もしっかり水分や塩分を
摂ることが重要だということです。
時差熱中症になりやすい人もいます。田代院長によりますと、「肥満の方は要注意。
脂肪が多く体内の熱を放出しにくく、時差熱中症に注意が必要」ということです。
パターン(2)
「ダメージ10」で熱中症になると仮定した場合。
日中、長時間炎天下にいた間に、「ダメージ7」を受けたとします。帰宅後、食事をとり
就寝すると「ダメージ2」まで減少します。そして、翌日も長時間炎天下にいて、同じように
「ダメージ7」を受けると、前日の蓄積している「ダメージ2」と合計して「ダメージ9」まで増えてしまいます。
そして、この日は疲れて、帰宅後しっかり食事をとらず晩酌のみで就寝してしまったので、
あまり回復せずに「ダメージ7」溜まった状態です。
こうしたダメージが蓄積した状況で、翌日また外に出てしまうと、短時間の外出でも
熱中症のリスクが高まってしまうといいます。
疲れをしっかり取らないと、熱中症のリスクは高まるということです。
田代院長によりますと、「ダメージのレベルを正確に把握することは困難ですが、
食欲不振・筋肉痛・何かだるいといった症状があると疲れが溜まっている」ということです。
また、熱中症の意外なNG行動として「帰宅直後の入浴」があります。発汗で水分不足の
リスクがあるため、水分補給後の入浴がベストだということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/203814...
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