
ミャクミャク、なぜ人気?心理学者ら分析…
「気持ち悪い」から一転「本当は優しいヤツ」との声も
https://www.yomiuri.co.jp/expo2025/20250719-OYT1T50064... 大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の人気がうなぎ登りだ。
関連グッズは飛ぶように売れ、着ぐるみの周りには人だかりができる。
3年前に登場した時は「気持ち悪い」といった否定的な反応が目立っていた。
受け入れられている理由を、心理学などの専門家に聞いた。
大妻女子大の野澤智行教授(キャラクターマーケティング)は、
当初は「かわいくない」と批判を浴びた奈良県の公式キャラ「せんとくん」
との共通点を指摘する。「気持ち悪いけどかわいいという『きもかわいい』
が人気になる日本らしいキャラクターだ。着ぐるみになり、実際に動く姿を
見ると愛着が湧いてくる面もある」と語る。
「慣れ」によって前向きな捉え方が生じると指摘するのは、
北九州市立大大学院の松田憲教授(認知心理学)だ。「心をかき乱されるような
刺激は記憶に残りやすい。何度も触れるうちに脳内の処理が慣れ、楽になってくる。
その感覚を『好き』と認識することもある」と解説する。
松田教授は「みんなが持っていると、自分もほしくなる『バンドワゴン効果』で
人気が加速しているのではないか。万博会場に行くと気分が高揚し、
購買意欲が高まることもある」と指摘する。
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