大阪府立高、今後15年で41校減の104校に 生徒減少踏まえ府が適正数を試算
大阪府教育庁は18日、府総合教育会議を開き、現状で145校ある府立高校について、
少子化などによる生徒減少を踏まえ、令和22(2040)年度の適正学校数を
104校程度とする試算結果を公表した。私立高人気の高まりや不登校の増加など、
府立高を取り巻く環境の変化への対応が求められている。
府立高校数は現状では145校だが、少子化などを受け、府立学校条例に基づき
学校数の適正化を進めている。すでに募集停止を公表するなどした9校を除く
136校から、さらに将来的な生徒数を基に適正学校数を試算したところ、
22年度の適正学校数は104校となった。
府では全国に先駆け、6年度から高校授業料の無償化制度を段階的に導入し、
私立高の人気も高まっている。今春の府立高志願者割合は56.17%と、現行の
入試制度が始まった平成28年度以降最低を更新し、半数近い高校で定員割れとなった。
全国的な通信制高校への進学者増や不登校、日本語指導が必要な生徒への対応など
進学ニーズも大きく多様化している。
会議に参加した吉村洋文知事は「人口増加社会から今後は人口が減少し、さまざまな
技術がこれから発達していく社会で活躍できる生徒を育てるため、個性や役割を持つ
学校を作ることが必要だ」と話した。
https://www.sankei.com/article/20250818-MLIHHR2S5RMXZ...
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