「温泉がない方の草津」としてPR活動を続けている滋賀県草津市の市観光物産協会は、大学生と協力して新たなゆるキャラ「おんせんどろぼう」を作った。
全国の温泉地から湯を盗んで、琵琶湖を温泉にする計画を進めるという設定。
着ぐるみも製作する予定で、担当者は「いろいろな所に連れて行って、各地のご当地ゆるキャラともコラボできれば」と話している。
同協会によると、日本三名泉の一つ「草津温泉」がある群馬県草津町と間違えた問い合わせは年間100件超。
なかには、草津温泉に向けて出発したのに、最寄りのJR長野原草津口駅(群馬県長野原町)ではなく、南西に約300キロ離れたJR草津駅(草津市)に来てしまう観光客もいるという。
そんな「うそのような本当の話」を草津市のアピールに生かそうと、温泉観光地の定番土産をパロディー化した「温泉ないまんじゅう」を開発。
今年6月にX(旧ツイッター)で発表すると、投稿は1300万回以上表示された。
ゆるキャラの企画は、まんじゅうの開発と並行して進め、立命館大広告研究会のメンバーが参加して今年1月から本格始動。
月に1回以上会議を重ね、ストーリーやSNS戦略を練ってきた。
おんせんどろぼうは、目出し帽に温泉マークが描かれた風呂敷を背負っており、頭の上には風呂おけが乗っている。
「やさしくて、ちょっぴり気の弱い」性格で、ある日、草津温泉の場所を尋ねられて困惑した末に
「温泉をどろぼうしてくればいいんだ! そして、琵琶湖を温泉にしよう!」と決心し、旅に出るストーリー。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250829-OYT1T50180...
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