ビデオテープが再生できなくなる!?
『磁気テープ2025問題』大切な思い出や記録…未来にどうやって残す?
街行く人々に聞いてみました。
Q.ビデオテープ、知っていますか?
「知らないです」(20代)
「実家にありますよ。入れて、ポチっと押して、ガラガラガラという感じ」(30代)
「VHSビデオが家にいっぱいある。全部録画したもの。昔のドラマとか」(40代)
もはや若者世代は「ビデオテープ」を知りません。
文化遺産の保護を行っている国際機関=ユネスコなどは、こんな警告を発しています。
(ユネスコのホームページより)
「磁気のオーディオやビデオテープは、すでに時代遅れ。
2025年ごろには、おそらく再生できなくなるだろう」
マグネティック・テープ・アラート。いわゆる“磁気テープの2025年問題”とは、
耐用年数が約20年と言われる磁気テープの劣化に加え、再生機器の生産・修理などの
サービスの終了により、映像や音声が再生できなくなる可能性があるという問題です。
影響は、家庭だけでなく記録と記憶を伝える施設にも出ています。
四日市市立博物館・森拓也さん
「まともに動く物がないから、まともに動く機械を探している」
中古のビデオデッキなどを集めて修理し、館内に保存しているビデオテープの貴重な
映像をデジタル化しているのです。
昭和初期の地元・四日市祭りの映像や、1959年、東海地方を中心に甚大な被害を
もたらした伊勢湾台風の映像などをデジタル化し、保存していきます。
東京都内にある「絶滅メディア博物館」では、こんなメッセージが掲げられています。
「紙と石以外のメディアは、すべて絶滅する」
「紙と石のように再生装置が必要なく、それを見ればそこに映っているものの
意味が分かる記録物としては、最後に残るのは紙と石ではないか」
「一冊の本にして、動画からキャプチャした写真や、フィルムで撮った写真などを
テキストと一緒に残す。自分史や家族史を残すのが良いと思います」
“2025年問題”…貴重な映像を、あなたはどうやって残していきますか?
https://news.ntv.co.jp/category/society/yt210eafee7cf...
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