超異例の事態が発生した。6日の札幌5R新馬戦(芝1500メートル)に出走を予定していたテーオーレックス
(牡2歳、栗東・岡田)は、札幌競馬場の装鞍所でマイクロチップを含めた馬体照合をしたところ、同じ厩舎のヒエ
ンジョー(牡2歳)との取り違えが判明し、競走除外となった。
8月9日に札幌競馬場へ新規入厩した両馬は、入厩検疫所から取り間違えて調教を継続していた。JRAの札幌競
馬場裁決委員の久保厚審判部参与は「馬体照合は1頭ずつ出して1頭ずつ戻すので、入れ替わりはない。解放後、馬
房に入る流れ。入厩検疫後に、取り違えが起こったものと考えています。ただし、厩舎は離れていて、馬房が横並び
ではない。別々の助手が別々の馬房でそれぞれ入ってきた馬を管理。検疫所で間違うことはない。検疫の馬房から出
る時に何らかの原因で2頭が入れ違いになったのでは?と考えていますが、もう少し調査が必要。本来は制裁を決め
て報告する予定だったが、調査が続行中ということで、制裁を決定するまでにいたっていません。大きな事案ですの
で、時間をかけて制裁については確定したいと思います」と説明した。
ヒエンジョーとされた“本当のテーオーレックス”は現在、栗東トレセンに在厩。ヒエンジョーの調教ゼッケンを着
用し、6日にも坂路とCWで調教を行っていた。2頭は誤ったまま、発走試験に合格しているため、今後については
2頭とも再度試験を行う予定だ。
JRAの競走馬取り違えは、23年8月19日にゼッケンの誤装着によるエンブレムボムとエコロネオの事例以来
で今回が4例目となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d718b2e3a1893223d3352...
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