ぐっすり眠るには「横向きで寝る」が正解…
疲労専門家が解説する「睡眠の質が良くなる部屋」の条件
睡眠の質を良くするにはどうすればいいか。
東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さんは
「豆電球レベルの弱い明りでも睡眠に影響を与える。部屋は真っ暗にして、
温度は18℃以下、26℃以上にしないことが大きなポイントだ」という――。
私たちは、眠るとき深部体温が自然と下がることで、スムーズな入眠を迎えます。
冷え性だと靴下を履いて眠る人もいるかもしれませんが、これは季節を問わずNG。
足先からの放熱が進まないため深部体温が下がり切らず、睡眠の質が低下してしまう
可能性があるからです。
また、冬に電気毛布を使う場合も、一晩中、高い温度でつけっぱなしにするのは
避けましょう。布団に入る前にあらかじめスイッチを入れておき、眠るときは消すか、
あるいは最低温度に設定するのが鉄則です。
睡眠中の明るさに関していうと、眠るときは真っ暗な部屋で寝るのが正解です。
豆電球レベルの弱い明かりでも睡眠に影響を与えることがわかっていて、
最近ではデジタル時計の光でさえ睡眠の質を低下させるといわれています。
理想の寝姿勢は、あお向けより横向きです。というのも、あお向けで寝ていると、
舌の根元である舌根や喉の筋肉が重力で垂れ下がることで、いびきをかきやすくなる、
気道がふさがって無呼吸を起こしやすくなる、といったデメリットがあります。
横向きのときは、とくに体の右側を下にするのが◎。これには理由があり、
胃の出口が胃の右下にあるため、右側を下にして眠ることで胃の中にある
食べものが重力に従ってスムーズに移動できるようになります。
消化吸収を司っている自律神経の働きをサポートし、負担を減らすことができるというわけです。
また、寝ている間にあお向けに戻ってしまう人や、横向きに寝るのがつらいと感じる人は、
抱き枕を使うのもおすすめ。抱き枕を脚の間に挟むという寝姿勢は、実は睡眠中の体の
負担を軽減してくれる“理想的な姿勢”といわれています。
マットレスに関していうと、一般的に肥満傾向な人は硬いマット、
痩せている人は柔らかいマットがおすすめです。
https://president.jp/articles/-/10451...
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