「スマホ認知症」ってナニ?
「スマホ認知症」は、スマホなどを含めたデジタルデバイスへの
依存症のことをいいますが、依存度が高まると具体的には
どのような傾向が見られるのでしょうか。
スマホ認知症は情報は入ってくるけれど、それを正確に出すことができない状態です。
脳は睡眠や散歩、ボーッとしている間に記憶を整理しますが、スマホに依存していると
どんどん新しい情報が入ってきて整理をする暇がなくなり、これが正しいアウトプットを
阻害します。
実生活でたとえるなら、物が散乱している部屋に、さらに新しい服をたくさん買ってきて
部屋中に投げ散らかし、着たい服が探し当てられない状態とでもいえるでしょうか。
つまりスマホ認知症は、頭の中がたくさんの情報でゴチャゴチャになっているゴミ屋敷の状態。
脳の中が整理されていないので、勉強や生活のことがすぐに出てこなくなります。
大人の「スマホ認知症」危険度チェック
3項目以上該当する場合は要注意と受け止め、自らのスマホ利用を見直してみましょう。
□スマホはいつも手元にスタンバイしている
□知っている人の名前がすぐに出てこない
□最近、漢字が書けなくなった
□覚えておくために写真を撮る
□スマホ以外で調べものをしない
□いつも睡眠不足の状態だ
□やる気が起きず、興味も湧かない
□仕事や家事の段取りが悪くなった
子どもは自分の居場所が家庭や学校、塾といった限られた範囲のため、
大人よりもスマホに熱中していく率が高く、のめり込んでいくスピードも
速いのが現状です。しかし、早めに手を差し伸べた分だけ、スマホ認知症からの
立ち直りも早いと内野先生はいいます。
内野勝行:脳神経内科医、金町駅前脳神経内科院長
https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/childcare/4RC5...
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