“不快な広告”の苦情が前年の1.7倍に、
JARO公表 特定の出稿主に集中する傾向も
JARO(日本広告審査機構)は12月22日、2025年度上半期に
不快な広告表現に対する苦情が前年同期の1.7倍にあたる
7088件あったと発表した。特定の事業者に対する苦情が
集中する傾向もみられた。
上半期の苦情件数としては過去最多。通期で最も多かったのは
2020年度の1万1560件だったが、2025年度通期はこれを上回る
可能性がある。6月に電子コミックの性的広告でJAROに苦情が
多数寄せられた後、業界団体が自主的な対応を行ったという
報道があり、JAROの認知度が上がったことも影響した。
今期は、広告の表現について「不快」「好ましくない」などといった
苦情が増えた。このうち性的な広告に対する苦情は1355件と大幅に
増加した(前年同期は274件)。なお、JAROは苦情の多かった
電子コミックとオンラインゲームの業界2団体に計4回、苦情情報を
提供して改善を促した。
媒体別にみると、インターネット広告が前年同期比で211.2%、
テレビCMは142.2%といずれも増加した。ネット広告で多かった
業種は、電子書籍・ビデオ・音楽配信で636件、医薬部外品576件、
オンラインゲーム403件など。一方、テレビはクレジットカードが
227件でトップ。電子書籍・ビデオ・音楽配信216件、買取・売買82件と続いた。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2512/23/news066....
返信する