集中豪雨を人工的に制御
線状降水帯の雨量を最大3割減らすシミュレーション成功
毎年、日本のどこかで線状降水帯が発生し、何日にもわたる
集中豪雨の深刻な被害に見舞われるようになった。そこで、
東北大学、千葉大学、法政大学、カリフォルニア大学、富山大学、
京都大学による共同研究グループは、スーパーコンピューター内に
再現した線状降水帯を使って、被害を緩和させる技術の
シミュレーション実験を行った。人工雨を降らせる技術を応用したものだ。
シミュレーションでは、風上側の地上約7〜8km付近の広い範囲に
雲の種(ドライアイス)を撒いたときに効果がもっとも大きく、
結果として、豪雨域の3時間雨量が平均11.5%、最大で32%も減少した。
さらに大量の種を撒くと、雨粒の成長が抑えられ、雨が風下へ
分散する仕組みが明らかになった。
実際にどれだけの量のドライアイスを撒けばいいかを計算したところ、
小型のビジネスジェットに搭載できる程度であることがわかった。
今後は、雲の種の輸送や散布を含めた現実的な再現モデルの開発を行い、
検証を進めるとのことだ。
研究グループは「気象を予測するだけでなく制御する技術体系の確立を通じて、
極端風水害の脅威から解放された社会の実現を目指します」と話している。
https://forbesjapan.com/articles/detail/9411...
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