核のごみ最終処分地の文献調査 茨城 常陸大宮市に申し入れ
高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分地の
選定をめぐり、経済産業省は31日、茨城県の常陸大宮市に対し、
調査の第1段階となる「文献調査」の実施を申し入れました。
これに対し鈴木定幸市長は「個人的には前向きに捉えている」などと述べ、
今後、市議会議員の意見を聞いた上で受け入れるかどうか判断する考えを
示しました。
「文献調査」は、原子力発電に伴って出る「核のごみ」の最終処分地の
選定に向けた、3段階ある調査のうち、第1段階となるもので、
資料をもとに安全性に問題がないか、評価します。
茨城県の北西部に位置し、栃木県にも面している常陸大宮市は
人口が3万5000人余り。市の中心部までの距離は茨城県の県庁所在地、
水戸市とはおよそ20km、隣の栃木県の県庁所在地、宇都宮市とは50km近く、
東京の都心部からは110km余りです。
およそ6割を山林が占めていて、自然環境を生かした観光や新たな産業創出
などを軸に地域振興を掲げていますが、急激な人口減少への対応が課題
となっています。
「文献調査」は、これまでに北海道の寿都町と神恵内村、佐賀県玄海町、
それに東京・小笠原村の4つの自治体で行われていて、国が主体的に
申し入れを行うのは小笠原村に続き、2例目となります。
常陸大宮市役所の前では、文献調査の受け入れに反対する市民など
およそ10人が集まり、抗議活動を行いました。
参加した人たちは、市役所の入り口に向けて「常陸大宮に核の廃棄物は拒否」
「市長は核ゴミ最終処分場を受け入れるな」などと書かれた紙を掲げ続けていました。
活動に参加した市内の70代の男性は「寝耳に水だった。なぜ常陸大宮が選ばれ、
話が進展したのかが疑問だ。未来のある子どもたちに負の遺産を残したくない」
と話していました。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260831de4736...
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