主人とはまだ一致する所までいきませんが、私は生きている人を
困らせる様な先祖にはなりたくないと思っています。
親である私を忘れてくれていいと考えています。
精一杯この世を生きる事……他に大切な事って何でしょう。
それからは、仏教やお寺などについての本を色々と読んでみました。
そして、本当に本当にびっくりしました。
本来の仏教とは生きている人の為にあり、先祖供養や葬儀とは
直接つながるものではなかった事を知ったのです。
又、お寺のあり方に疑問を持って寺を飛び出した僧侶もあった事を知り、
何だか気が楽になりました。
そして、仏教のすばらしさも少しは知りました。
もし、本来の仏教が正しい形で広められていたなら、
どれだけ多くの人が救われた事でしょう。
と同時に、檀家制度で苦しんでいた先祖への思いで胸がつまります。
一つ間違えば宗教は怖いものです。
いつの間にかお寺を無条件で信じ、葬式やお墓や仏壇のあり方も
黙って受け入れなければいけないものだと思い込んでしまうのですから。
『この今をどう生きたらいいかを問うのが仏教の本命』であり、
今をどう生きるのか迷っている人々が気軽に行ける所がお寺。
そんな風であったらいいですね。
『心の時代』と言われる現代に、いっぱいあるお寺が本来の仏教を正しく
伝える役目を果たしたら、日本はすばらしい国になるかもしれないと思います。
檀家制度を根本から考え直す時ではないでしょうか。
幼い頃から『ご先祖さまは大切にしなければ罰が当る』とよく言われましたが
わたしはこの言葉には少し抵抗を感じます。
『ご先祖さまも大切かもしれません。でも何より今生きている人を大切に』
『ご先祖さまという言葉でこの世の人を不幸にだけはしないで下さい』
と申し上げたいのです。」
返信する