グルテンフリーの食事にメリットなし。
ニューヨークの専門医、科学的根拠なき神話に警鐘を鳴らす
グルテンフリーは健康にいい?
・グルテンフリーは病気の人向けの治療食。
・健康な人がやるメリットはない。
・グルテンフリーでかえって高カロリーや栄養不足になることも。
スーパーやレストランで、「グルテンフリー」という言葉を
よく見かけるようになりました。「体によさそう」というイメージが
あるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。
これまでの研究が示すのは、健康な人がグルテンフリーの食事をしても
メリットはないというのが、はっきりとした結論です。グルテンフリー食は、
セリアック病や小麦アレルギーなど、ごく一部の、グルテンに病的な
反応を示してしまう病気と診断された方のための、専門的な「治療食」なのです。
それどころか、健康な人がグルテンフリーを始めると、健康を損なう
リスクさえあります。小麦などの穀物が主要な供給源になっている鉄分、
ビタミンB群といった大切な栄養素が不足しがちになります。また、
市販のグルテンフリー製品は、味や食感を補うために、かえって脂質や
糖分が多く含まれていることも少なくありません。実際、カロリー過多や
体重増加につながることも報告されています。食費が高くなり、これも
栄養バランスを崩すことに拍車をかけます。このため、グルテンフリー中は
専門職によるモニタリングが推奨されます。自分で適当にやるものではありません。
「グルテンフリー」と表示すれば、商品は高値で売れる傾向があります。だからこそ、
さまざまな企業が、あの手この手でグルテンフリーを宣伝し、消費を促しています。
その結果、科学的な証拠とはかけ離れたところで、イメージだけがひとり歩き
しているのが現状です。
山田悠史:マウントサイナイ医科大学(米国)老年医学・緩和医療科医師。
米国老年医学・内科専門医、医学博士。
https://goetheweb.jp/lifestyle/health/20260128-heal...
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