2025年の大阪・関西万博の会場で運行した電気自動車(EV)バスが、相次ぐ車両トラブルで使用停止となった問題
で、大阪メトロ(大阪市西区)が、路線バスの全車両をEV化する計画を見直す方針であることが判明した。同社の角元
敬治社長が毎日新聞のインタビューで明らかにした。大阪メトロは万博を契機にEVバスを拡大する計画だったが、一連
の問題を受けて方針転換を迫られた形だ。
大規模に導入を進めていた大阪メトロの計画が白紙に戻ることで、全国で進む路線バスのEV化にも影響を与える可能
性がある。
大阪メトロは23年に公表した中期経営計画で、脱炭素化に向けて35年度をめどに「全ての車両のEV化を目指す」と
表明。25年度には174台を導入する目標を掲げていた。万博での運行を足がかりに、閉幕後に路線バスに転用する予定だ
った。
角元氏は取材に「現行の計画は見直さざるを得ない。安全性を第一に考えると、時期を遅らせるしかない」と35年度ま
での計画を事実上断念する意向を示した。
大阪メトロは万博に向け、北九州市に本社を置くバスメーカー「EVモーターズ・ジャパン」からEVバス計190台を約10
0億円で購入した。
しかし、万博期間中に計832件の不具合が確認されるなどトラブルが続出。購入した全車両について、路線バスとして
の使用を取りやめた。
26年4月時点で大阪メトロの子会社が約560台のバスを運行しているが、EVバスは他メーカーから購入した20台程度
にとどまる。
角元氏は今後の見通しについて、「国産メーカーのEVバスはまだまだ数が少なく、現場から航続距離も短いと聞いて
いる」とし、「安全性が担保され、必要な台数を確保できるメーカーを探すのはなかなか難しい」との見解を示した。
関係者によると、大阪メトロは9月中にも内容を修正した新たな経営計画を公表する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8edabd29ecafdf0169f...
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