AIの進化が急速に進むなか、企業のオンライン採用面接でAIを使ったなりすましが世界的な問題となっています。
実際にAIを使ったなりすましを見抜いた会社を取材しました。
「人間か?AIか?」企業困惑
男性
「これまで約9年間ウェブシステムの開発に携わってきまして、前職ではグローバルなAIプロダクトの開発に携わり…」
面接官
「ちょっといいですか?いいですか?」
都内にある会社の中途採用でオンライン面接を受け、流暢(りゅうちょう)に経歴を語る男性。
しかし、面接官は怪しむような表情を見せ、話を遮りました。
面接官
「しゃべってもいいですか?」
男性
「はい、どうぞ。何かご質問でしょうか」
面接官
「映像としゃべりが全然一致しない。大丈夫ですか」
男性
「…少し通信の遅延があるのかもしれませんが、僕の方は問題なく聞こえています」
面接官
「多分、今AIかなんかでしゃべらせているように聞こえる。もしそんな感じであれば、終了したいんですが」
男性
「…いいえ、AIは使っていません。ご自身が直接お話ししています」
面接官
「ご自身とか自分であんまり言わないですよね。ちょっと変な感じがするので、ごめんなさい、退出します」
自分を「ご自身」と表現した男性。面接官は生成AIだと確信したといいます。
別企業の面接にも現れる
面接を行ったのは、AIを活用したエンタメ事業を展開する都内の企業「KOWRO」です。
実際に面接した原田祐二代表に話を聞きました。
「結構驚きました。半分は人間じゃないか、半分はAIじゃないかが、ずっと葛藤し続けた面談で、最後やっと確信を持
ってAIだと思ったから終了できた。視線も違和感はありました。目が泳いでいたので、ずっと」
声と口の動きのズレや、独特の間にも違和感を覚えたといいます。さらに、会社の名前はKOWRO(コヲロ)と読みま
すが、「COLO(シーオーエルオー)さんは…」と会社名を間違えて読んでいました。
この“AIとみられる人物”。7月下旬には別の企業の面接にも現れていました。
エーアイスクエア 堀友彦代表
「まず顔が私の面接に来たAIと全く同じだった。声も全く同じ、しゃべり方も全く同じだったので。同じ人だろう
なと思います。人というかAIなんですけど」
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